【徳倫理学】アリストテレス(Aristoteles):観想と幸福

アリストテレスは、「理想主義」の立場に立った師プラトンとは違い、「現実主義」の立場に立ったものの、〝徳(アレテー)を追究する〟という点ではプラトンと共通していた。
そして、人は、徳の追究を通じて、「幸福」(エウダイモニア)の状態を実現することを最終的な目的としていると考えた。

「幸福」になるには、「理性」(考える力)を充分に働かせる必要がある。
なぜなら、「理性」は、他の生きものには備わっていない人間独自の能力であり、「理性」こそが人間の本質だからである。
そのため、人間にとっては、「理性」を充分に働かせて〝真理〟を求める「観想」(テオリア)の生活を送ることが最大の「幸福」=「最高善」となる。
そうアリストテレスは考えたのであった。

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