ノウハウ15★引用と転載の違いとは?

引用のことを取り上げたついでに、転載との違いについてご紹介します。

大学通信教育のレポート作成をするとき、たとえば、自分の説明(考え)を根拠づけるために、教科書や参考文献の文章の一部を「引用」するということは、よくあります。

「引用」は著作権法で認められている正当な行為なので、まるで問題ありません。

しかし——

「引用」ではなく「転載」になると問題です。

「引用」というのは、「goo辞書」によると、「人の言葉や文章を、自分の話や文の中に引いて用いること」です。 (2016年5月現在)

まさに、今の文章(↑)が引用の例です。

これに対して、「転載」というのは、同じ「goo辞書」によると、「既刊の印刷物の文章などを写し取って、そのまま他の刊行物に載せること」です。(2016年5月現在)

しかし、引用と転載の違いは、上の定義を読んだだけではわかりづらいと思います。

ここでは、わかりやすいように、ブログの記事を書くという状況を想定して例を挙げてみましょう。

たとえば、私と同じように“大学通信教育のレポート作成”に関する記事を書いている人(Aさん)がいるとします。

Aさんは、たまたま私のコンテンツを見つけて、「これはすばらしい!」と感激したとします(笑)

そして、さっそく自分のブログの記事で紹介することにしました。

以下に記事の例を2つ挙げておきます。

どちらが引用で、どちらが転載でしょうか?

 ※元の文章は、前ページの記事です。

【例1】

大学通信教育のレポートを作成するときに、教科書や参考文献などを引用することがあります。

でも、「大学通信教育レポート作成必勝法」というサイトの「ノウハウ14★引用では典拠を示す」というページを見ると、引用のルールがしっかり守られていないレポートがあるそうです。

まず1つめは、「本人の文章とテキスト(参考文献)の文章との見分けがつかないレポートです」。

これは、採点する先生の目から見ると、バレる確率が高いようです。

もしも見つかったら……(続く)

【例2】

大学通信教育のレポート作成をするときに、教科書や参考書から文章を引用することはよくありますが、そのときに注意しなければいけないことがあります。

たまたま見つけた「大学通信教育レポート作成必勝法」というサイトには、こう書いてありました。

以下に抜粋しておきます♪

(↓ここから)

かつて私が大学通信教育の非常勤講師をしていたとき、テキストや参考文献から引用する際のルールがしっかりと守られていないレポートが少なからず目につきました。

まず、論外だったのは——

本人の文章とテキスト(参考文献)の文章との見分けがつかないレポートです。

つまり、どこまでが本人の文章で、どこからが引用なのか、さっぱりわからないレポートです。

「あれ? この文章どこかで見たことあるぞ……」

そう思って心当たりの本を見てみたら……(続く)

————————–

もうおわかりですよね?

【例1】は引用ですが、【例2】は完全に転載です!

「抜粋しておきます♪」なんて言ってもダメです。

「♪」マークが可愛らしくつけられていても、許しません!!(笑)

それに、私のコンテンツへのリンクも貼られていません(怒)

どうやっても言い逃れができない完全なルール違反です。

上記の2つの例を見くらべていただければわかるように、【例1】はAさん自身の文章が「主」で、私の文章が「従」になっています。

一方、【例2】はAさんの文章よりも、私の文章のほうが「主」になっています。

ここが、引用か転載かを分ける最大のポイントです。

つまり、

自分の文章が「主」で、他人の文章が「従」であれば引用

自分の文章よりも他人の文章のほうが「主」であれば転載

こうしたことを目安として頭に入れておけば、転載してしまう失敗はほとんどなくなるはずです。

転載したからといって、大学通信教育のレポートで大きなダメージを受けることはないでしょうが(せいぜいレポートの再提出を義務づけられる程度)、文章を書くうえでのマナーですから、ぜひ気をつけるようにしましょう♪

◀︎ ノウハウ14★引用では典拠を示す

【大学通信教育レポート作成必勝法:目次】